賞与シミュレーター

業績連動 × ランク評価による、中小企業向け従業員賞与の算定ツール

STEP 1前年度の実績を入力

前年の営業利益と支給した賞与総額から、自社の「賞与支給率」を算出します。

前年賞与支給率 30.0%

STEP 2当期の業績を入力

当期営業利益に前年賞与支給率を乗じて、当期の賞与原資(支給総枠)を算出します。業績連動係数βは、全従業員のベースに自動反映されます。

当期賞与原資(支給予定総枠) 18,000千円
業績連動係数 β 1.200

STEP 3ランク差別化係数の設定

業績連動ベース(前年賞与 × β)に対する差別化倍率です。Cは差別化なし(1.00固定)。AとBは前年比プラスα、DとEは前年比マイナスαとなります。

A
B
C
D
E

STEP 4従業員ごとの評価と試算

従業員の前年賞与とランクを入力してください。業績連動ベース(前年×β)にランク係数と微調整係数kを掛けた額が当期賞与です。

氏名 前年賞与(千円) ランク 業績連動ベース ランク係数 当期賞与(千円) 前年比

結果支給サマリー

当期賞与原資
千円
支給予定合計
千円
業績連動係数 β
微調整係数 k
計算式の確認
① 前年賞与支給率 r = 前年賞与総額 ÷ 前年営業利益 ② 当期賞与原資 P = 当期営業利益 × r ③ 業績連動係数 β = P ÷ 前年賞与総額 └ 業績が伸びた分、全従業員のベースが自動で底上げされます。 ④ 各従業員の業績連動ベース = 前年賞与 × β ⑤ ランク差別化係数(1.00からの乖離がランクの重み) A: 1.15 (+15%) B: 1.07 (+7%) C: 1.00 (差別化なし、業績連動どおり) D: 0.93 (−7%) E: 0.85 (−15%) ⑥ 予備賞与額 = 前年賞与 × β × ランク係数 ⑦ 微調整係数 k = P ÷ Σ 予備賞与額 └ ランク構成が上下どちらかに偏った場合の整合性調整。 通常は 1.0 近辺。 ⑧ 当期賞与 = 予備賞与額 × k 【業績連動が全員に及ぶ設計】 Cランクは「業績どおり」の昇降(前年×β)。 A・Bは「業績連動+加点」、D・Eは「業績連動+減点」。 業績が20%伸びれば、全員のベースが20%上がります。
※ 本シミュレーターは、賞与設計の基本的な考え方を示す参考ツールです。実際の賞与決定に際しては、個別労働契約・就業規則・賞与規程、原資計算の定義、業績指標の選択、評価制度の運用実態、予算制約、社会保険料・法定福利費負担等を総合的に勘案する必要があります。詳細な賞与制度設計・就業規則改定のご相談は、社会保険労務士・税理士にご依頼ください。

税務メモ未払賞与の損金算入要件

賞与の支給タイミングと事業年度末が近接する場合、未払計上分の損金算入時期に注意が必要です。取扱いは以下の2ケースに区分されます。

ケース1|労働協約・就業規則に支給日の定めがある賞与

以下の要件をすべて満たす場合、「支給予定日」または「支給額の通知日」のいずれか遅い日の属する事業年度の損金に算入されます。

  • 労働協約または就業規則で定められた支給予定日が到来していること
  • 使用人に支給額の通知がされていること
  • その事業年度において、支給額につき損金経理(未払計上)をしていること

ケース2|上記以外の賞与(いわゆる決算賞与など)

支給日の定めがない決算賞与等であっても、以下の3要件をすべて満たす場合、「支給額の通知をした日」の属する事業年度の損金に算入することができます。

  • 各人別への通知:同時期に支給を受けるすべての使用人に対して、各人別に支給額を通知していること
  • 1か月以内の支払い:通知したすべての使用人に対して、通知した日の属する事業年度終了の日の翌日(翌期首)から1か月以内に実際の支払いを行っていること
  • 損金経理:その通知をした事業年度において、支給額につき損金経理(未払計上)をしていること